拡張現実(AR)手術画像ガイダンスシステムの作成者であるAugmedicsは、xvision Spineシステム(XVS)の発売を発表しました。手術で使用されるxvision拡張現実ガイダンスシステムについて、米国食品医薬品局(FDA)510(k)の認可を受けています。 ARシステムの画期的な進歩により、外科医は患者の3D脊椎の解剖学的構造を、まるでX線ビジョンであるかのようにリアルタイムで視覚化できるため、手術に革命をもたらします。このビジョンにより、外科医は、リモート画面ではなく患者を直接見ながら、器具やインプラントを正確にナビゲートできます。
xvisionシステムは、透明なニアアイディスプレイヘッドセットと、手術器具の位置をリアルタイムで決定し、患者のCTデータに仮想軌道を重ね合わせるのに役立つ従来のナビゲーションシステムの要素を含むワイヤレスシステムです。このデバイスは、3Dナビゲーションデータを外科医の網膜に投影し、外科医がリモート画面を見なくても患者とナビゲーションデータを同時に見ることができるようにします。また、統合されたヘッドライトがフォーカスエリアを照らします。
シカゴのラッシュ大学医療センターでのxvisionSpineシステムの研究では、5つの死体の胸部および仙骨腰部に93本のネジを配置し、実際のネジの先端の位置と軌道を仮想と比較しました。結果は、Heary(胸部)およびGertzbein(腰部)スケールを使用して98.9%の精度を明らかにしました。Augmedicsは2018年8月にxvisionSpineシステムの最初のヒト臨床試験を開始しました。xvisionは米国で行われており、Augmedicsは2020年初頭にヘッドセットの配布を開始する予定です。