東芝のTC78H660FNGは、広く使用されているピン割り当てを備えたTSSOP16パッケージに収められており、モバイルデバイスや家電製品用のPWM制御を備えたデュアルHブリッジモータードライバーICです。東芝の新世代DMOSプロセスにより、新しいモータードライバーは最大定格18V / 2.0Aで0.48Ωの低いON抵抗を実現し、東芝の現在の製品と比較して発熱を低減します。
TC78H660FNGには、内部回路を駆動するためのレギュレータが付属しており、2.5V〜16Vの範囲の単一電源でモーターを駆動できます。3.7Vリチウムイオン電池を搭載したモバイルデバイス、5V USB電源デバイス、家電製品用の12Vシステムデバイスなど、モータードライバーには多くの用途があります。その上、それはまた低い1.8Vのインターフェースをサポートします。
このモータードライバーは、ブラシ付きDCモーター(デュアルモーター制御が可能)とバイポーラステッピングモーターを備えています。過電流検出、サーマルシャットダウン、不足電圧ロックアウト、過電流検出用フラグ出力機能、サーマルシャットダウンが安全機能であり、5.0mm×6.4mmのコンパクトパッケージで提供されます。
単電源駆動でPWM制御が簡単なこと以外に、モータードライバーのON抵抗が低いため、既存製品に比べて発熱が少なくなります(Ron =0.48Ω(上+下:typ。)@ VM = 12V、Ta = 25 °C)。低消費電流(超低待機電流:0.1μA以下@Ta = 25°C)がその特徴です。
TC78H660FNGの傑出した機能を簡単に見てみましょう。
- 内蔵デュアルHブリッジ
- PWM制御の定電流ドライブ
- 電源の動作電圧:2.5 V〜16.0 V
- 出力電流定格:2.0 A(最大)
- 低オン抵抗(ハイ+ローサイド=0.48Ω(標準))MOSFET出力段
- 内蔵のセンス抵抗レス電流制御アーキテクチャ(高度な電流検出システム)
- マルチエラー検出機能(サーマルシャットダウン(TSD)、過電流(ISD))および低電圧ロックアウト(UVLO))
- エラー検出(TSD / ISD)フラグ出力機能
- 内部回路用の内蔵VCCレギュレータ
- モーターのチョッピング周波数は外部抵抗で調整できます
- 選択可能な前進/後進/停止/ブレーキモード